ファファの世界旅行

日焼けを気にする白くまファファの世界旅行記

ヴィッパサナー瞑想を習うための寺篭り

サワディーカーップ

ファファだよ。

今日からチェンマイのお寺に行って、ヴィッパサナー瞑想を習います。

ヴィッパサナー瞑想は呼吸と今現在を意識する瞑想法で、この瞑想をすると、普段心に浮かんでくる自我を見つめる事により自我を切り離して考えられたり
神経を集中させて自分の体や気を感じられる様になるらしい。

過去に囚われたり、未来を心配し過ぎて身動きが取れなくなったりするのも又自我の1つ。

この様なマイナスな思考が出た時にニュートラルな状態に心を戻し、今を感じる、今を観察してナチュラルな考えに戻す訓練みたいなものかな。

もっと深く瞑想できる人は、自分の細胞単位で意識出来る様になり、
自分の身体を探索出来るそう。

とっても興味深い。

チェンマイ行きのローカルバスの時間に合わせてバスターミナルで待機。

ローカルバスは12時の予定だったけど、だいぶ遅れて12時半過ぎにパーイに到着した。

乗り込もうとしたら、

・・・・・・。


人がギュウギュウに乗っていて、乗り込める隙なし!

マジファックだよね。

ファファ達はローカルバスに乗れなかった。泣。

さぁて、どうしようかと思っていると、
そこにメイホンソン行きのソンティオ(ピックアップトラック)が!

1時に出発するよ〜と、ソンティオのドライバーが言った。
出発まで残り10分。
これは、当初の予定通りチェンマイじゃなくメイホンソンとパーイの間にあるお寺(Wat tam wua)に行けとの神のお告げか?

気づいたら、メイホンソン行きのソンティオに乗り込んでいた2人と1匹でした。

ソンティオのおじさんにWat tam wuaに行きたいと告げると

「おぉ!瞑想に行くんだね!このソンティオに乗ってる2人も行くんだよ。今日は4人だ!多いな わはは」
と、
ノリノリなテンションで言ってきた。


ソンティオに乗り込むとそこには、


優しそうな笑顔で挨拶してくれたフランス人のおばちゃん2人

ロン毛のヒッピー風のおじいさん

ヒップホップ系のイギリス人

ドレッドヘアーのアイルランド人

愉快なリス族のおばちゃんがいた。


ファファは、優しそうなフランス人のおばちゃん2人が瞑想に行くと直感したけど、

1番あり得なそうなヒップホップ系イギリス人とドレッドヘアーのアイルランド人が瞑想に行くらしい。

こういう先入観って、良くないよね。

ドレッドヘアーのアイルランド人に
「何日行くの?」と聞かれたから

「5日位かな」と答えたら

「たったの5日か! 俺たちは少なくとも8日はいるぜ!メディテーションは素晴らしいんだぞ。長くいないとわからないぜ!」って気合い入ってた。


街をでたらウニョンウニョンの山道が続く。

リス族のおばちゃんが1人1袋のゲロゲロ袋を用意してくれた。

なんだか楽しそう。


素敵なメンバーで山道を走ること3時間弱、

「着いたよ!ここからは歩いていって」と
Wat tam wuaの看板がある前で降ろされたよ。

ここから1.3km歩いたらお寺があるらしい。


「素敵なメディテーションをねー!」
とフランス人のおばちゃんは笑顔で送り出してくれたよ。

去って行くソンティオをパシャリ。
おばちゃん達も良い旅をー!


お寺までは一本道。

まーっすぐ歩いて行くと、
素晴らしい環境のお寺に着いたよ。


受付を済ませて、規則などを説明してもらう。
そこで、お坊さんが日本人の女の子を連れて来てくれた。

そのコはみほちゃんといって、ここに来て4日目。
ヴィッパサナー瞑想は前にも経験があって、色々と教えてもらった。
出会えてラッキー!


こちらは1日のスケジュール。

明日からは、朝5時に起きて瞑想を始める。
朝ごはん7時、お昼ごはん11時。
その後は固形物をとってはいけないみたい!

ファファ、だいじょーぶかちら。


規則などの説明が終わるとトップのお坊さんに挨拶に行った。

めっちゃ優しそうな笑顔、穏やかなしゃべり方をするお坊さん。

「ようこそ。素敵なリゾート施設へ!いや、違う違う。ここはお寺だよ。だけど5つ星ホテルのお寺だよ。バンガローステイでもいいかな?」

「ハイ、モチロンです」

ファファ達は、1人1バンガローを用意してもらった。

人数が多い時はドミトリーになるらしいよ。
ラッキー!


こちら、ふぁーちの部屋。
バナナの皮で出来た小屋。


こちらは、ふぁーこのお部屋。
木で出来た小屋(ベランダには椅子付き)
ちょっと立派。
ファファはふぁーこのお部屋に住むことにしたよ。

だって、暖かそうだったから。

着いたのは4時ちょっと前。
6時までは自由時間だから、お茶やコーヒーを飲んで休んでね〜という事だった。

ここには、フリードリンクも用意されていて、なんか緩くて意外だったな。
厳しい修行生活を想像してたから。

滞在中は白い衣装を着る。
持っていないと貸し出してくれるよ。

ファファは白クマなので、このままで大丈夫だった。

「もしもお腹が空いたらこれを飲んでね」
と、若いお坊さんに豆乳をもらった。

あ、あまやかされてる!

やっぱりユルイ!とファファは確信した。

6時からは瞑想ホールに集まり
瞑想の練習がはじまったよ。
西洋人が8割位。残りの2割がアジアンだったのは、とっても意外だったよ。

始めて唱えるタイのお経は、歌みたいでとても心地よかったな。

お経を聞いていると心が落ち着く。スーッと穏やかな気持ちになっていくんだ。

なんだか神聖な気持ちになって、幸福感に身が包まれた時、


「プゥウゥーーーッ」


!!!


前の西洋人のおっさんがオナラをこいた!


なんで!

今!!!


いやいや、自然現象だからしょうがないけどさ、

なんで今よ!


神聖な気持ちは宇宙の彼方に飛んでいき、

ファファに笑いの神様が降臨。


しばらく笑いを堪えるのに必死になった。

笑ってはいけない神聖な場所程笑いを我慢出来ないもんなんだよね。

お経を唱えているお坊さんの姿を見て、どうにか心を落ち着かせたよ。

うん、のっけから試練がきた。


その後は
しぃーんと静まり返ったホールで40分間の瞑想。
呼吸を意識しながら、真っ暗闇で神経を鼻に集中させる。

ふぁーこはね、お腹空いたなーとか、明日の朝ごはんはなんだろーとか雑念ばかりだったって。

普通はね、過去の事とか未来への不安とか、自我が出てくるハズなのにお気楽なやつだよね。

今日の瞑想は、全然うまく出来なかった。

集中力がもたない。

だけど、とっても楽しかったんだ。

部屋に帰って個人個人で瞑想。
静かな部屋で1人と1匹で瞑想した方が集中出来て心地よかった。

なんだか興奮して眠れなくなった1人と1匹は、
結局朝方4時まで手塚治虫のブッダを読みましたとさ!
あー、ブッダは何度読んでも素晴らしいなー。

起床まで後1時間。

何をやってるんだか。まぁ、眠れない時に無理やり寝てもね。

さて、明日はどんな日が待っているのだろう。


じゃあまたね。