ファファの世界旅行

日焼けを気にする白くまファファの世界旅行記

Sarajevoという街とMay i help you?

Bok!

ファファだよ。
 
モスタルの町に別れを告げ、ファファファ達はバスでボスニアヘルツェゴビナの首都、サラエボに向かった。
サラエボ行きのバスは、モスタルのバスターミナルから毎時間でている。
 
ファファ達は4時のバスに乗って、6時半位にサラエボに到着したよ。
意外や意外。定刻通りだった。
 
バスターミナルにはホテルの客引きが多い様な情報を得ていたので
そこで今夜のお宿を決める予定だったんだ
 
けど!
 
バスターミナルは、ギョッとする程
閑散としていて
 
客引きなんか、いやしなかったよ。
 
ポッつーんと佇んでいたボクらだったけど、
 
まぁ、ホテルはあっちから歩いて来んのでな、
 
観光案内所にでも行くかーって
ひとまず駅の方に向かって行ったんだ。
 
けど、
 
そこも閑散ー!
 
 
 
カァ。カァ。
 
 
町まで行くしかないかー。
 
なんて思っていたら、そこでタクシーがホテルまでどうやと言ってきた。
 
「いや、そのホテルが決まってないんだよねー」
 
と断ったりなんやかんやとしていたら、
 
「May I help you?」
 
おねいさんが声をかけてきた。
 
今度は何の勧誘かぃ?って思ったら
 
「タクシーの言うことは信じちゃダメよ!トラムが安いし町まで近いからトラムで行きなさい」
 
って
 
おねいさんはトラムの乗り方や街の安宿を教えてくれて、忙しそうに去っていったんだ。
 
ものすごく良い人だったよ。
疑ってごめんなさい!
 
 
町までは1番トラム。
駅のロータリーから出ているよ。
 
 

ボロボロで悪い人が乗ってそうな
トラムだけど
乗り込むと、
 
「わぁー」
 
という歓声が!
 
 
東洋人と白クマが珍しいのか、乗客たちが笑顔で手を振っている。
 
なんだかほっこり。
 

トラムの中も落書きだらけで
 
カオス!
 
って感じだけど、
乗客みんながめっちゃ優しくて、ほっこり幸せ空間だった。
 
切符の買い方を教えてくれたおばちゃん。
 
「ここに切符を通すんだよ」って
席から立ち上がって来てくれたオバちゃん。
 
降りる駅を教えてくれたおじちゃん。
 
降車駅の少し前で「次だよ」って、身振り手振りで教えてくれたおばちゃん。
 
 
「May I help you?」
 
 
挨拶の後はみんな、こうやって声をかけてくれるんだ。


 
ファファ達がサラエボのバスターミナルに着いてから、
ホテルにチェックインするまでの2時間弱で
10人以上の人にこうやって助けて貰ったと思う。
 
ファファ達が泊まったホテルは、サラエボの旧市街のシーシャ屋さんの上にある。
シーシャ屋さんの中に入っていくとホテルのフロントがあるよ。
 

緑のマル辺り。
 
「何度も通っているが、May I help you?」って声をかけてくれたレストランのおじさんが連れて行ってくれたホテルなんだ。
 
安いツインルームが空いてなくて、泊まろうか悩んでいたら
 
「値段はドミ価格で良いから(10€)
ここの部屋を特別に2人で使っていいよ。」って
 
通された部屋はなんと
 
10人用のドミ部屋だった。
 
 
ジャジャーン。
 
 
広いじゃろ?
 
ファファは大変驚きました。
 

「え?本当にココをプライベートで使って良いの?」
 
って聞いたら
 
「一目見た時から、僕は君たちを気に入ったし、何より遠くから来てくれたから」
だって。
 
なんて優しいんだ!
 
ファファの心はまたホットになったよ。
 
このホテルのスタッフはみんな感じが良いし、
バスや観光地の案内も丁寧にしてくれる。
WiFiも強いし、とても良いホテルだったよ。
安いツインルームは20€
豪華なツインルームは25€
ドミは1人10€
 
ファファはね、
サラエボって、戦争のイメージが強いせいか少しコワイ所かと緊張していたんだ!
 
だけど、
ファファ達がサラエボにいる間に出会った人たちは、
 
心があたたかくて優しい人ばかりだった。
 

東京では、
こんなにも見ず知らずの大勢の人に短時間で沢山優しくされた事がなかったから
 
「首都の人は、他人には少し冷たい」
って印象を持っていたんだ。
 
だけどとんでもなかったよ!
 
こんなにも、あったかい首都があるんだねー。
サラエボは、紛争の時、本当に数多くの方々が亡くなった。
 
サラエボ包囲をされて、生きるのに必死でお互いに助け合っていたせいなのか、、、
 
こんなのファファの薄っぺらい想像に過ぎないんだけど
 
だから、だから今でも人に優しいのかなーって。
自分が痛みを知っているから、
困っている人を見かけたら、放っておけないのかなって、思った。
 
レストランに入ると
「調子どう?」って聞かれる。
ファファが入ったレストランでは、
全てのレストランのスタッフが
こう聞いてきたんだ。
 
「いらっしゃいませ」は
飽きるほど言われた事があるけど
 
「調子どう?良い?来てくれてありがとう!楽しんでね!」
って言われる事に慣れていなかったから、本当に嬉しかったよ!
 
サラエボに来て
サラエボのイメージが180度変わった!
 
こんなにも優しくてフレンドリーであったかい町なんてね!
レストランでも、お客さんが話しかけてくれてオススメメニューを教えてくれたり。
1度会話をした人と街中でバッタリ会うと笑顔で手を振ってくれる。
 
なんか、自分の慣れ親しんだ街にいる感覚になって嬉しかった!
 
 
そしても1つ
 
景色がジャパンで、なんか落ち着くしー!
 

ね? ジャパンじゃろ?
 
 

ここは、川越か京都か尾道か。
 
 
 

ココだって縁側付きの、下北のカフェみたいだしー。
のぼーん。
 
カプチーノ美味しかったなー。
 
宿のお兄さんが、「いつか日本に行ってみたい!」って言ってたけど、実際に来てみたらどんな風に思うんだろう?
 
「あれ、ここSarajevoと一緒じゃない?」って思ったりして。
 
 
さてさて、
 
今日はベッドが沢山あるから
ファファもベッドをひとりじめ♡
 
 
にゃむにゃむ。
 
おやすみなさーい。
 
ホテルに帰る前に見かけたコイツが夢に出て来ませんよーに。
 

一応、ストリートパフォーマーだよ。
 
ちょう頑張っていたけど、
これで金とろうなんてマジファックだよね。
でもでも、いつかこのロボットダンスのブームが来たら良いねw
 
 
サラエボに来て数時間で
もうサラエボが大好きになった。
 
サラエボの人と触れ合うたびに
どんどん
心がポカポカになっていく!
 
 
じゃあまたね。