ファファの世界旅行

日焼けを気にする白くまファファの世界旅行記

世界遺産Rilaの修道院とブルガリア人に大人気Seven Lakes(後編)

ドバル デン!

ファファだよ。
 
前篇でリフトに乗って山の上まで登ってきたファファ達は、これからSeven Lakesに向けてトレッキングへGo!
 
 
でもファファ達には殆ど時間が残されていないという事実が判明したのだった!!
 
じゃあ後編突入!!
 
まず、向こうに見える山小屋に行こう!ってことで行ってみると、
早くも1つ目の湖を眺めることが出来た。
 
 
そしてその奥には別の山小屋とテントがちらほらと見える!
 
ファーチ「あ~、2、3日掛けてのトレッキングが出来たら最高だろうな〜。
でも、
今回は装備も時間もないから、取り敢えずあの丘に登って眺めを楽んだら時間切れかも。」
 
ふぅむ。
なんか日本でみる山の景色と変わりないけど
 
あの丘の向こうに素敵な景色が広がっているのかな!
 
さーて、
トレッキングスタート。
 
牛だか馬の糞だらけの道を登って行く。
 
ファーチのテンションもどんどん上がっていく。
 
ビュービューと吹き付ける風はカナリ冷たい。
 
ファファとファーコのテンションはどんどん下がっていく。
 
 
けっこう登った!
ほら、さっきまで居た山小屋があんなに小さいし!
 
でも、景色は変わりなし。
セブンレイクスのうちの1つの湖がいつまでもついてくるだけ。
 
ファーチ「わー、マジで綺麗だねー!
はいチーズ」
 
変わらぬ景色と単調な道にけっこう疲れてたけど
ハイテンションのファーチが
「笑って笑って!」っていうから無理やり笑ってみたんだ。
 
あの不可解なハイテンション、
ファファのプロファイリングによると
本人も絶対スベったなって思ってるよ。
 
 
30分程で丘を登りきると、辺りが開けた!
 
そして目の前には、もう一つの湖が!!!
 
ちょこん。
ここからの景色はこじんまりとしていた。
それになんだか目新しくない。
最初に見た湖と似すぎているせいかなぁ?
 
「おー、綺麗だねー!!!写真写真!!!」
ファーチはウキウキしている!
 
というか、そのウキウキが不自然だ。
 
あやしい。
 
 
コントラストがはっきりした写真が撮れた。
 
「長野の南アルプスと同じような景色なんだけど。。」
 
ファファとファーコは呟いた。
 
「いや、確かにね、確かにあの写真のように見える場所まで行くのは無理だけど、少しでも見れて良かったよね!」
 
「わー、ここ楽しい!」
 
 
意味もなく端っこまで歩くファーチ氏。
 
絶対本人スベったって思ってるよ。
あんなテンション見たことないもん。
 
 
ファーチのきな臭いハイテンションに
ファファのテンションはだだ下がった。
 
 
そして1言。
 
「これって長野でも見れるような景色だし、これなら世界遺産のLiraの修道院に行きたかったよ!」
 
ファーチが一瞬ギクリとしたのをファファは見逃さなかったその刹那、
 
「じゃあ、本場ブルガリアヨーグルトを食べに行こう!」
 
とファーチ。
 
ブルガリアの山奥でブルガリアヨーグルト。
 
うん、悪くない。
 
「参考にしたブログだと美味しいと言われるヨーグルトはもっともっと奥へ行った山小屋で食べれるんだろうけど、今回はまあここでトライしてみよう!」
 
と、ファーチが保険をかけた発言をしてさっきの山小屋へ入った。
 
この山小屋の中にもレストランがあり、いちよ、ヨーグルトもあったので早速注文してみた。
 
 
 
試しに一口。
 
 
う・う・うみゃー!!
 
 
 
 
フワッとしていて生クリームのようなヨーグルトのような、柔らかく口当たりが滑らかで今まで食べたヨーグルトの中では一番おいしい!!
 
これは、別にヤギのヨーグルトでも、ブルガリア人にとっての特別なヨーグルトでも無いかもしれない。
 
うん、多分違うと思う。
 
でもファファにとってはとても美味しいヨーグルトだったし、さすがブルガリアヨーグルトだな!と思ったんだ。
 
時間も差し迫ってきたので、僕らはリフト乗り場に向かった。
 
が、
 
混んでる!
 
行きは、時間帯も時間帯だったのでもちろん並ぶことなく、すんなりと乗れたんだけど、
 
帰りのこの時間帯は、、
 
長蛇の列ができてる!!
 
やばい。。
 
これは、バスの時間に間に合わないかもしれない。。。
 
焦るファーチ。
 
30分程して、やっとこさリフトに乗り込み下山!!
 
 
 
帰りのリフトは行きより高く感じて怖かったけど
とっても綺麗な景色が見れたよ!
 
 
さてここからが問題。
 
ここには公共の交通手段がない。
ってことはタクシーなんだけど、
タクシーをどうやって呼ぶか!!
 
ここに来ている人の殆どが恐らくブルガリア人であり、みんな車で来ている。
 
タクシーを呼べるかスタッフらしき人に聞いていると、
一組のブルガリア人が声を掛けてくれた。
 
 
「どこまで行くの??よかったら私達の車に乗ってかない?」
 
 
ファファは神様かと思ったよ。
 
何て優しいんだろう。
 
もちろん、お言葉に甘えて乗せてもらうことにしたよ。
 
彼女たちは3人組で、明るいお母さんと英語がしゃべれる娘、そしてお母さんの友達という関係だった。
 
ブルガリアの東の町(名前を忘れてしまった。)から観光で来たんだって。
 
途中で、
 
「一箇所だけ湖に寄りたいけど良い?」
 
と言われ、
 
もうバスの時間は明らかに間に合わなくなるけど、断れるはずもなく
 
「もちろん!」
 
と笑顔で応え、何の変哲もない小さい湖に行った。。。
 
「この湖の名前がこの地域の名前の語源になったみたいなんだよ。」
 
と言っていた。
 
で、いちよ記念写真!
 
 
お母さんはめっちゃパワフルにはしゃいでいて、
山道を駆け上がっていった。
と思ったら
松ぼっくりを持ってきた。
 
「松ぼっくりだね!」
っていったら、
「oh!マツボックリ!私が初めて触れた日本語だわ!」
って。
 
「私、この言葉を忘れないわ。マツボックリィ〜!」
って。
 
やばい、ありがとうとか教えれば良かったよ!
 
それからヨーグルトの話になったんだけど、ブルガリアでは各家庭でヨーグルトを作っているみたいで、同じ味は一切なく、その家が受け継いできた味みたいなものがあるんだってさ。
 
そして牛や山羊、羊に水牛と飼っている動物によっても味は異なるみたいだね。
 
「スーパーで売っているヨーグルトとは全然味が違うよ!」
 
みたいなことも言っていた。
 
ブルガリアヨーグルトは奥が深いね。
 
そして、サパレヴァ バニャ (Сапарева баня)のバス停で降ろしてもらい、
 
バスでドゥプニツァ( Дупница)まで戻った!
 
が、時間は既に午後6時半を廻っていた。
 
そして、
 
案の定、もうSofia行きの最終バスは終了。。。
 
「・・・」
 
ファーチは内心かなり焦る!
 
 
マジファックだよね!
 
 
すると、
 
「まだ電車はあるから、駅に行きな!」
 
と声を掛けてくれた。
 
助かった!!
 
駅へ廻り、時刻表を確認すると次の電車は18時54分!
 
「ラッキーだぜ!」
 
とファーチ。
 
ふ~、やれやれだね。
 
 
またしても線路を歩いてホームに行き
無事に乗車。
 
あぁ、電車があって良かった!
 
帰りの列車に揺られながら、
 
「山越えをしてRilaの修道院に行くような計画をしっかりと立てるべきだったな〜。」
 
とファーチは反省。
 
※山越えにはしっかりとした装備が必要だよ!地図も忘れずにね!
 
 
車窓から眺める夕日とピンクの空は本当に美しかったよ!
 
バタバタで色々中途半端に終わった今回の小旅行だったけど、最後に一番驚いたことは
 
この列車が普通にSofiaの駅に到着したことだった。
 
「えっ??」
 
「普通にSofiaに着いてるんですけど。。」
 
「行きのあのバスは何だったんだろうね???」
 
色々疑問を残しながら僕らは、あの臭い宿に帰るのでした。
 
 
って纏めにかかってしまったが、
 
これでは納得のいかないファファとファーコは、「帰りに美味しいブルガリア料理を食べて帰ろう!」
 
と言うことになり、ファーチをおいて、、
 
いや、さすがに可哀想なので一緒にファーコが調べたブルガリアンレストランに行ったんだ。
 
 
ちょっと高めでツーリスト的場所だったけど、ブルガリアで入った初のブルガリアンレストランだったし、山羊のヨーグルトとブルガリアワインが堪能できたし、良しとしよう!
 
 
ファファもファーコも満足だよ!
 
 
じゃあ、またね!
 
 
 
ファファの旅メモ
2015.08
 
ソフィア(София)→ドゥプニツァ( Дупница) バス
7:10,9:10,11:10,13:10,15:10,16:10,17:10,18,10 (日曜日は14:10もある)
料金6Lv
所要時間:2時間程度
※電車は料金5Lvで所要時間は各停と急行によって異なる。
 
ドゥプニツァ( Дупница)→ソフィア(София) バス
5:50,6:50,7:50,8:50,9:50,11:50,13:50,15:50,17:50(日曜日は16:50,19:50もある)
 
電車
4:50,6:34,7:25,10:36,12:10,14:47,16:34,18,54,1945
 
 
ドゥプニツァ( Дупница)→Saparevo( Сапарево)バス
6:50〜20:00までの間で30毎程度に走っている。
逆もそのぐらいで走っていると思うよ。
料金:1.6Lv
所要時間:40分程度
 
リフト
往復券(35Lv)と片道券がある。
所要時間:45分
 
タクシー
参考にしたブログでは二人で16Lvとあったので、そのぐらいが相場なのかも。
 
ブルガリアンレストラン
ここは凄くお勧めなわけでは無いが、夜遅くまでやっていて色々なブルガリア料理を堪能出来るので、紹介しておくね。
たぶんガイドブックにも出ていると思うけど。
 
レストラン:Hadjidraganovite kashti