神秘の泉Blue eyeと水着の必要性
ミラディタ!
ファファだよ。
今日はブルーアイと呼ばれる泉に行ってみようかと思ってるんだ。
現地の言葉でSyri i Kalter。
ブルーアイでも通じるけどね。
もちろんSarandeは美しいイオニア海を目当てに訪れる人が多いんだけど、このブルーアイも凄いとの噂を聞きつけたんだ。
さて、ブルーアイの行き方は~、
ふむふむ、
僕らが着いたバス停から、Giocastoro行のミニバスにのって、途中で降り、そこから2km程歩くと着くみたいだね。
食糧を少し買い込んで、朝9時半発のミニバス(2人で500レク)に乗り込んだ。
しばらく走った所で、川が現れるんだけど、その川の色がもうすでに物凄い色をしている!
そう、アドリア海で見られるような、石灰岩が混ざって形成されるあの、なんとも言えない透き通ったブルー。
これは期待ができるよね!
山に入ると少し道が混んでいたこともあり、1時間程でブルーアイへの入口に到着。
ここで降りたのは僕らだけだった。
バスのドライバーにしっかりと伝えておくか、GPSで確認しておかないと、バスはどんどん先に進んで行ってしまうので気を付けてね!
バスを降りるとブルーアイの案内板が建っていた。
照りつける太陽。ここからまた2km歩くのかーと思った
その時だ!
ファファは一台のキャンピングカーが泉に向かうために公道を外れて曲がったのを見逃さなかった!
ふぁーちとファファダッシュ!
キャンピングカーに乗っていたのは、休暇中にヨーロッパを廻ってるイタリア人家族だった。
そしてヒッチハイク成功!
初めてキャンピングカーに乗ったのでキョロキョロしちゃったよ。
ダブルベッドにソファーベッド、木製のオシャレなキッチン、扉の奥はバスルームとトイレかな?
あちこちにネットが掛けてあって、細々したものが掛けてある。
落ちてどっかにいかないようにする工夫だね。
ファファもいつかこんな車で北海道を周ってみたいな~。
車は砂利道を砂煙をあげながらガタガタと進んで行く。
山羊の群を追い越し、ガタガタ走っていると
森が見えてきた!
レストランやカフェもあり沢山の車が止まっている。
みんな自家用車で来るみたいね。
お礼をいい、車を降りると直ぐに「ブルーアイ」の標識がある。
着いた~!
橋を渡り、この物凄く綺麗な川に沿って歩いていくと、
なんと、いきなり飛び込み台が!
そして、川の先がない。
終わっている!
そうここがあの綺麗な川の始まりなんだね。
川幅が結構広いので、またまだ上流まで登ると思っていたけど、いきなり終っていたんだ。
ファファも飛び込み台の上から見下ろしてみる。
水は物凄く透明なんだけど、中心には底が見えないぐらい深い青の塊があって、確かに巨大な目のように思える。
なるほど~。
ブルーアイ。
この奥深くから大量の透き通った冷たい水が絶え間なく湧き出ている。
深くて美しい色。。。
自然の神秘だね~。
物凄く綺麗なこの吸い込まれそうな色にファファは大感激した!
川の始まりって、もっと小さな泉や湧き水がチョロチョロと溢れ出ているイメージだったんだけど、ここは違ったんだ。
自然ってすごいな~。
ここは是非みんなにも来て欲しいな。
アルバニアのお勧めスポットだよ!
段々と人も増えてきて、ヨーロピアン達はわいわいと飛び込み台からブルーアイの中に飛び込んでいる。
みんな勢いよく飛び込んでいてカッコいいなぁー!
そう言えば、主人のファーチも水着着用で綺麗に飛び込むって張り切ってたっけ。
「ねぇ ふぁーち!もう飛びこ........」
「あれ?」
ふぁーちは腕を組んで、なんだかブツブツと呟いている。
「あ、こういう感じかー。そうか、こういう感じねー。」
「・・・・・」
「なるほどね~。」
何かを確認するように頷いている。
そろそろかなって時間になったので、
ファーコはカメラを構え準備万全。
ファファもドキドキしてきたよ!
頭からかっこよく行くのかな~?
それとも足から飛び込むのかな~?
ドキドキ。
そしてファーチが言った次の一言にファファは自分が飛び込みそうになったよ。
「じゃ、そろそろ戻ろうかね~。」
えっ?
危ない、危ない。
ズルっといきましたよ、私。
ホントにそれでいいんですか~?
叫びましたよ、私。
ふぁーち「水、スゲ~冷たいじゃん。」
ビックリしすぎたファーコがカメラを落としそうになってファファにアタック。
バシャン。
つ・つ・つ・つ・つめしゃーーーーーー!!!!!!
ファファが代わりに飛び込んじゃったよ。
マジファックだよね。
けっこう濡れましたので、しばらく木の枝に干されました。私。
その間、主人たちは綺麗な川で遊んでいた。
もう1度言わせてもらうけど、
マジファックだよね。
そんなわけで、帰りはSarandeへ戻る車をヒッチハイク!
ウクライナからバルカン半島を旅行している家族に乗せてもらうことが出来た。
ホントにありがたいね!
ホテルに帰った後は暑い日差しに完全に乾かしてもらったファファでした。
さて、
僕らがここSarandeに来たもう一つの目的は、安くて美味しいシーフードを食べること!
クロアチアとイタリアで食べたあのアドリア海のムール貝が忘れられなくて、物価が安いアルバニアに来たら思いっきり食べよう!って思ってたんだ。
出た!
このボリュームで500レク!
新鮮なうちにさっと茹でて、ニンニクで味付け。
これにレモンを一振り。
臭さが全くない!
プリッと柔らかく、ニンニクの香りが口いっぱいに拡がる。
白ワインと一緒に食べると、もう最高だね!
これだけでもアルバニアに来た甲斐があるな~。
Sarandeは4日間の短い滞在だったけど、去るのが名残惜しいよ。
なんせ。次は物価の高いギリシャに移動なんだ。
あ~、次はいつあのムール貝を食べれるんだろ。
じゃあ、またね!
ファファの旅メモ
2015.08.03
Sarandeからブルーアイへの行き方
ローカルバスターミナルから毎時間出てるって、レストランの人が言っていたけど定かではない。道路に停車しているミニバスに声を掛けてみてね。
僕らが乗ったのはGiocastoro行。
正規料金:300レク(不確定)
40〜60分程でブルーアイの看板が出てくるので、下車。
そこから砂利道を2km程歩くと到着。
帰りは駐車場で声を掛けてみると案外ヒッチハイク可能だよ。