ファファの世界旅行

日焼けを気にする白くまファファの世界旅行記

町を覆う奇岩群とスクーターに乗ったおじいさん

カリメラ!

ファファだよ。

 
白熊的にも、ここにはいつか必ず来てみたいと思っていたんだ!
 
奇岩群が織りなす不思議な風景と、こんな場所にまで建物を作っちゃう人間の信仰心に興味があるんだ。
 

そう、世界遺産Meteora!

 



本当は、本当はさ、シェンゲン協定の枠がギリギリだった僕らは、ギリシャへは行くつもりが無かったんだ。
 
アルバニアからマケドニアのOhridへ行くのが少し面倒臭そうだったってのもあってさ、じゃあギリシャのルートを通ってみようか!って事になったんだよ。
 
でもこの選択は間違ってなかった!
 
 
朝、眠い目を擦りながら早起きして乗ったアルバニアのSarandeを出発したバスが、ここMeteoraの麓の町、Karambakaに着いたのは日が沈みかける少し前だった。
 
アルバニアからギリシャに抜ける国境でのバス待機時間、なんと4時間!
 
4時間だよ!
 
もう一度言いますが、
 
4時間です。
 
4時間も退屈なバスの中で何をしろって言うんだろうね。
 

こんな感じでバスや車が止まったままだった(4時間ね)
 
人間ってのはめんどくさい生き物だよね。
 
僕だったら自由に行き来出来るんだけど、人間はわざわざ身分を証明出来ないと、ここを通れないらしいね。
 
マジ、ファックだよね!
 
でも、ファファもパスポート欲しいなー。
だってなんかカッコいいじゃん?
 
オレも持っていた方が良いんじゃないカ?
って主人に聞いてみたけど、
はい 無っ視でーす。
 
外にでたりしてみたけど、雨が降って来たからバスに避難。
 

時が止まった様に変わらぬ景色を見続けていたよ。
 
バスのドライバーは、いつもこうなんだよと、両腕を広げ首をすくめる、あの外国人特有のポーズをして話していたよ。
 
ユーロ圏に入るのは大変なんだってさ。
 
皆がそこで足止めを喰らうので、アルバニアの国境には、物売りが沢山いた。物乞いもいた。アジアで見たような景色が拡がっていた。
 
そして、長~い長~い待ち時間が終わり、僕らは無事にギリシャ入国!
 
ギリシャに入ると道が一気に広くなり、山の緑も増えた気がした。
 


そして13時半にはIoaniaに到着。
 
腹ごしらえに買ったパン。
 

必要以上にデッカ!
 
ここから、Karambakaへのバスは15時半に出るみたい。
 
2時間待ちか~と思っていたんだけど、バスターミナルの時計を見ると、14時半。
 
ギリシャとアルバニアでは1時間の時差があるんだね。
 
みんな気をつけようね!
 
それに気付いた賢い僕は、無事バスに乗り込み、そう、ここKarambakaに到着したんだ。
 
 
そしてバスを降りた僕の目に、まず飛び込んで来たのは、町の背後にそびえ立つ巨大な、ホントに巨大な黒い石の壁。
 

 
「いきなりかー!」
 
ファファもビックリしたけど、ファーチは叫んでたねw
 

 
でもホントに叫びたくなるような、もの凄い風景がいきなり広がってるんだ。
 
なんでもこの奇岩群は大昔に地面から隆起して、そのままこの姿でそびえ立ったらしいよ。
 
地球って不思議だね~。
 

 
この風景だけでも凄いのに、この上に修道院が建ってるなんて、これはもう期待ちゃっても大丈夫だね!
 
楽しみ~!
 
で、今回も宿の客引きが居なかったので、町の方にブラブラ歩いて行くと、スクーターに乗ってやって来たおじいちゃんに声を掛けられた。
 
どうやら客引きのようだ。
 
このおじいちゃんに関わって、時間を無駄にしてしまったんだけど、結果的にBooking.comに出ていたホテルに泊まることになったよ。
 
タブル、バスルーム付で28€。
 
あのおじいちゃんの所は汚い上にシャワーが壊れているという、酷い部屋だったんでやめたんだけど、その後も色々連れ回されたな~。
 
そして、後から知ったんだけど値段もかなり高めの設定だった。
 
シャワー壊れてて良かったw
 
夜はバルカン半島の旅で初めて出会った日本人で、ファーチがビビって飛び込まなかったブルーアイを何回も飛び込んだと言う勇気ある青年、トモヤくんと一緒にご飯を食べたんだ。
 

 
ギリシャ名物ムサカ。。
 

なるほど。
 
羊の骨付き肉。。
 
まあまあ。
 
イカのフライ。。
 
量、少な!写真変えろ!
 
メテオラピザ。。
 
名前負け。
 
ギリシャで、特にメテオラでは料理に期待はしていなかった僕らは、下調べもしていなかったので適当にレストランを決めたんだ。
 
まあでも、それでもいいんだ。
 
実は僕らの目的は
 
EUでも唯一ギリシャだけが生産を許されてるという白ワイン、
 
「レチーナ」
 

レチーナはギリシャの伝統的な白ワインで、松ヤニを加えて風味を出しているらしいんだ。
 
ファファもまず一口。
 
スッキリとした飲みごこちの後に、ほのかに感じる甘み。
 
美味い!
 
これは本当に美味しい!
 
レチーナ、癖になる美味しさ。
 
レチーナは、白クマ界1 舌のこえたオレを満足させた。
 

 
明日はいよいよ、あの岩の裏側に建つMeteoraの修道院群を見に行くよ!
 

 
じゃあまたね!
 
 
ファファの旅メモ
2015.08.04
 
SarandeからMeteoraの行き方
 
Sarande→Ioania行バス
6:45発
料金:10€  
バス乗車時間:3時間程度+α国境越え
 
Ioania→karambaka行バス
15:30(1日に何本かあると思うけど未確認)
料金:13.6€  
所要時間:3時間