ファファの世界旅行

日焼けを気にする白くまファファの世界旅行記

世界遺産Meteoraとギリシャ陸亀のまつげ

カリメラ!

ファファだよ。

 
明日は朝9時のバスで行こう!と寝床に入った主人が起きたのは、朝の9時だった。
 
ハー
 
溜息も出るよね。
 
次の11時発のバスに乗り込み、奇岩群の山頂へ。1.8€。
 
 
バスは隣の町、Kastrakiを経由して奇岩群の間をすり抜けながら山路をどんどん登って行くんだ。
 
そんなバスの中から見える景色が、もう既にやばいんだ!
 

 
テンションだだ上がりのファファ!!
 

 
30分程で1番奥にある大メテオロン修道院の前の駐車場に到着!
 
 

 
ここMeteoraの修道院群で現在も活動中なのは、6棟みたいだね。
 
でも、現役の修道院が6棟も残っているだけでも、めちゃくちゃ凄いことだよね!
 
そして、そのうちの2棟は女性専用の修道院なんだって。
 
 
各修道院は見学可能なんだけど、曜日によってはお休みの修道院もあるみたいで、
ファファが行った水曜日は二つの修道院がお休みだった。
 
 
さぁて、最初の見学はこの1番大きいとされている大メテオロン修道院かな?
 
と思いきや、
 
まさかの主人のお言葉。。。
 
 
 
「うっわ!階段長っ。無理じゃね?」
 

 
「うん無理だね。」
 
・・・
 
ファファ、 えぇーっ!

一生に一度行くか行かないかのメテオラですぞ?
 
※写真は「ここからの眺めだけでしゅうぶん」って言っているファー子さん。。
 
 
そして、僕らは大メテオロン修道院の隣にあるヴァルラアム修道院を見学することにしたんだ。見学料3€。
 
そうそう、大メテオロン修道院からヴァルラアム修道院へ行く途中に絶景ポイントがあるよ。

そこからは、これから行くヴァルラアム修道院を含め3つの修道院が見えたよ。
 
はしゃぐファーチ氏
 
 
 
絶景ポイントで写真を撮りまくった後は
しばらく歩いてヴァルラアム修道院へ。
 

今でこそ橋が架かっていたり、階段が整備されていて、観光客は簡単に中に入れるんだけど、元々セルビア王国からの戦乱を避けるため、また俗世と隔離するために、この地を選んでいるわけなので、当時はそんなものはなく、この急な岩山登って出入りをしていたみたい。
 
 
 
命がけでね。
 
 
 
物資を運ぶためのゴンドラやバケツも健在だったよ。
 
ゴンドラの中には修道士さんが乗っていて、
いやー、こんなトコ渡るの無理だと思ったね。
 
 
一部拡張工事が行われていて、このゴンドラを使って資材を運び込み、職人さん達が新たな建物を作っている所も見ることが出来た。
 

残念ながら、修道士たちが暮らす場所までは入れなかったんだけど、素晴らしい教会や敷地内での生活ぶりは充分に見ることができるよ。
 
素敵な庭とか
 
 
美しい教会とか
 
天井の絵も可愛かったなー!
 
 
修道院の中を散策していると、
崖のてっぺんにいることを忘れてしまう程のんびりした雰囲気だった。
 
でも下を見ると高ーい!
 
ガクプル。
 
 

そして、ヴァルラアム修道院を見学し終わって、次のアギア・トリアダ修道院に向かう途中。
 

「いや~、暑くなってきたね~。」

 

 
「日影ないしね。」
 
 
 
そう、
昼間のMeteoraはかなり暑い。
 
 
白熊から茶熊になっちゃうんじゃないかって位にガンガンに照りつける太陽、
遮るものが何もない道路、
長い長い道程、
この暑さは白熊のおいらには少しこたえる。
 
 
 
 
でも、ファーチとファーコが楽しそうにはしゃぎながら写真を撮っているし、
 
まだ4箇所も見所あふれる修道院が残っているからさ、ファファもこんな所でへこたれるわけにはいかないよね!
 
 
 
しかし次の瞬間、
 
 
 
ファファは自分の耳を疑ったね。。。
 
 
 
 
「もう、暑いから帰ろうか~。」
 
 
 
?!
 
 
「そうだね~。この暑さであの長い道は歩けないよね~。」
 
 
?!
 
 
「バイクレンタルすれば良かったね。」
 
 
 
 
?!
 
 
 
 
いや、まだ二つ目ですぞ!!!
 
 
 
しかも昨日の夜、
ご飯を一緒に食べたトモヤ氏がバイクレンタルしようか迷ってるって言った時、
 
 
あなた達が言った言葉を覚えていますか!?
 
 
 
「やっぱり歩いた方が面白いんじゃない?」
 
 
 
「その方がじっくり見られるし感動すると思うよ!」
 
 
 
 
「・・・じゃあ、そうしようかな。」
 
 
 
ですぞ!!!
 
 
 
 
あぁ、トモヤさん。今頃どうしてますか?
 
 
この暑さの中を頑張って歩いていますか?
 
 
ファファは申し訳ない気持ちと情けない気持ちでいっぱいです。
 
 
そして、そんな私を尻目に主人は大メテオロン修道院に戻り、バスを待っている。
 
 
そして、14時のバスで下山。
 
メテオラ滞在時間、2時間半。。。
 
 
 
マジファックだよね。
 
 
 
でも、そんなバスでの帰り道で嬉しいハプニングが起こったんだ!
 
 
 
 
 
何と、ファファの友達「まつげ」が道を横切って歩いているじゃないか!
 
 
※主人は陸亀を二匹飼っている。一匹はヘルマン陸亀の「キャッシー」、そしてもう一匹はギリシャ陸亀の「まつげ」。この旅行中は友達の家に預かってもらっている。感謝です。
 
 
まさか!とファファは目を疑ったけど、そんなワケはないよね。
 
亀好きのファーコが言っていたけど、この辺りが「まつげ」達、ギリシャ陸亀の生息地なんだね。
 
しかし、バスの中とはいえ、野生の大きなギリシャ陸亀を見ることが出来てラッキーだったな。
 
 
この後、欲深いファーチはあちこち探していたけど、結局見つけられなかったもんな~。
 
 
バスの運転手が車を停めて降り、亀を担ぎ上げて、道の端に逃がしてあげたんだ。
 
 
その行動に、バスの乗客は皆拍手喝采!
 
微笑ましいね。
 
ファファも胸が暖かくなったよ。
 
 
 

そして宿に戻り、ビールを飲んで、昼寝をして、涼しくなってきた夕方に再び、メテオラ挑戦!
 
 
実はここ、Karambakaの町からアギア・トリアダ修道院に抜けられる登山道があるみたいなんだ!
 

ちょっと昼寝をし過ぎたファファ達だったけど、山道を1時間程歩く。
 
 
景色が最高で、感激しっぱなしだったよ。
 
 


 
何とか日が沈む前にアギア・トリアダ修道院に到着!
 
 
そして、待っていた階段。
 
 
途中まで登ってある事に気づく。
あれ、この修道院は外から望むのが凄いんじゃ?
 
 
この無計画な主人たらマジファックだよね。
 
 
そして引き返して絶景ポイントを探す。
 
 
 
 
あった!
 

 
本当に絶景だった。
 
 
 
もう、観光客も殆ど居なかったから、アギア・トリアダ修道院を独占しちゃった!
 
 
 
 
 
 

メテオラキック。

 
 
そして、日が沈みかける直前までファファ達はこの絶景を楽しんだんだ。
 
 

 
因みにギリシャ陸亀は個人では日本に持ち込めないので、捕まえたりしないように!
 
 
じゃあまたね!
 
 
 
 
 
ファファの旅メモ
2015.08.05
 
Karambaka→Meteora行のバス
9:00,11:00,13:00,16:00
Meteora→Karambakaへ戻るバス
10:00,12:00,14:00,17:00
料金:片道券1.8€、往復券3.3€、一日券5.5€
Karambakaの町の中央広場にバス停があるよ。チケットは運転手から買ってね。
 
修道院入場料:1箇所3€
 
※夏のメテオラは暑いので朝一番のバスで行くことをお勧めするよ。メテオラ修道院群の一部には売店があるので水、食糧の補給は出来るよ。