ファファの世界旅行

日焼けを気にする白くまファファの世界旅行記

【主人より】ファファ行方不明になる

 

2015年8月31日

ベルリンにて、ファファが行方不明になりました。
 
ファファを最後に見てから(紙袋にしまってから)、いなくなったと気付くまで1分もなかったと思います。
 
本当にあっという間の出来事でした。
 
 
電車から降りて乗り換えの為、駅のホームからエスカレーターで下っている途中、ファファを紙袋に入れました。
 
 
エスカレーターから降りて、ほんの数十秒〜1分歩くとクマのオブジェがあったので写真を撮ろうと紙袋の中を見たら、
 
ファファはいなかったのです。
 
 
落とした?って思い(とは言っても、大きな紙袋だから落とす確率も少ないのですが)
 
歩いてきた道を何度も探したり、
ゴミ箱に捨てられたのでは?と、駅中のゴミ箱、駅の外や、駅の外にあるゴミ箱、ホーム、隅から隅までファファを探したけど、見つけることが出来ませんでした。
 
駅員さんに落し物で届いていないか確認したら、盗まれただろうから警察に行けと。
 
確かにエスカレーターで前にいた子連れの家族は、とても怪しかった。
ファファを紙袋に入れるのを見ていた母親は、最初私達の後ろにいたのにファファを持ってるファーチの前に移動してきてた。
 
歩いている人が持っている大きな紙袋に手を突っ込んで盗むのは結構なスキル、、、
やっぱりエスカレーターであの母親が持って行っちゃったのかなぁと。
 
だけど、盗まれたとか、落としたとか
 
今となっては本当のところは分かりませんし
私達にとってはどちらでも良い問題です。
 
ただ、分かっている事はファファがココにいないということ。
 
ファファは私達にとって家族の様に大切な、なくてはならない存在。
 
 
思いつく出来る限りの事はしたけど、
私達はファファを見つける事が出来なかった事が本当に辛い。
 
どうか、捨てられていませんように。
 
そして、ファファが私達の所に帰ってきてくれる様に祈っています。
 
ファファを残して、ベルリンを去らなければならない時、本当に辛かった。
しかし、もう探しようがなかったので私達はスウェーデンに移動し、旅を続ける事にしました。
 
 
ファファはファファと書いて“ファーファ”と読む、
1986年生まれのオールドボーイです。
 
ずーっと日本で暮らしていましたが今回、初めての海外旅行に出発しました。
ファファと過ごした9ヶ月で、今まで部屋の隅に放置していた、ただの縫いぐるみのファファが家族の様に大切な存在になりました。
 
彼の底抜けに明るい笑顔は、具合の悪い時や辛いときに私達を励ましてくれました。
 
ケンカした時も、ファファがいつも仲直りのきっかけをくれた。
 
ファファを失った事が今もまだ信じられません。
 
ファファも日本を出発する時、まさか自分がベルリンに移住しなければならないなんて、
思いもよらなかったことでしょう。
 
旅行に連れて来なければ良かった!って何度も思いましたが、ファファにとっても、この9ヶ月は幸せでかけがえのない時間であったと信じています。
 
ファファ、本当に見つけてあげられなくてゴメンね。
 
 
最後に、ファファが私達とベルリンで、いつもと変わりなく過ごした最後の日の思い出をペタリ。
 
ずっと行きたかったバウハウスに行ったり、クマのオブジェと嬉しそうに写真を撮っていました。
 
クマのオブジェが多いベルリン。
俺の時代がきたぁー!ってファファさんは浮かれていました。
 
行方不明になる前はみんなで教会のミサに出席し良い時間を過ごしました。
 
 
本当に悲しい。
 
なんで、ファファがいなくなってしまったんだろう。
 
 
どうか、彼がいつまでも底抜けに明るい笑顔で幸せに暮らせますように。
そして、叶うなら底抜けに明るい彼が私達の所に戻ってきますように。
 
どなたか、ベルリンでファファを見かけた際はご一報下さい。
 
日産石鹸の柔軟剤ファーファのマスコットで1986年製。(本家アメリカではスナッグルと言われています)
だいぶ昔の縫いぐるみなので、今は売っていないと思います。
なので、ベルリンでファーファを見かけたら私達と旅をしたファファである可能性が高いと思うのです。
 
お腹に赤い糸で縫った跡があります。
(穴が会いちゃったのを友達が縫ってくれたもの)
首にはタイのロングネックカレン族とお揃いの金の首輪。
サンティアゴ巡礼の旅でGETした貝殻のネックレスもしています。
H&Mのスカーフも(写真のもの)
 
 
 

美術館にて
 
 
 
憧れていたバウハウス
 

バウハウスの庭
 
 

パスタを食す
 

タイっぽい感じの動物園にて
 
 
 
 
 
 
かわいいマンホールと
 
 
 
ベルリンにはクマのオブジェがいっぱいです
 
 
 
教会
 
 

 
ステンドグラスの美しさに感激しているファファさん
 
 

ミサはとても心地よい空間で、
「サンティアゴ巡礼の旅を思い出した!」とファファさんが仰ってました。
 
写真を見返すと、本当に楽しそう。
長い間、ファファが近くにいる事は当たり前の様に思っていたけど、別れは本当に突然でした。
 
 
じゃあまたね。
 
 

ファーチ& ファーコ