要塞都市Svite Stefan とマリリン・モンロー
Bok!
ファファだよ。
モンテネグロってどんな国なんだろう?
2006年に旧ユーゴスラビアからの独立を果たす。
ふむふむ。
バルカン半島の中ではまあまあ物価が高い。
ふむふむ。
Dubrovnikを彷彿とさせる世界遺産の港町、Kotor。
ふむふむ。
調べが甘い主人たちは、ボスニア・ヘルツェゴヴィナでお店に貼られていた1枚のポスターを見て、ここに行ってみようと決めたらしいんだ。
海に浮かぶ小島に立ち並ぶオレンジ色の屋根の家々。
一本の浅瀬がその小島と大陸とを繋ぐ、不思議な風景がある街、Sveti Stefan。
ここSarajevoからの直通便は無いらしいので、まず一番近そうな町へ行くことにしたんだ。
東SarajevoのバスターミナルからモンテネグロのBudvaへ(19.9€/人)。
そう言えば、Sarajevoには2つのバスターミナルがあるんだ。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦側のSarajevoバスターミナルとスルプスカ共和国側のSarajevo Istocno(東Sarajevo)。
バス運賃で比較すると圧倒的に東Sarajevoが安いというのと、夜便があるので、こちらを選択。
因みに今回は夜便だったから、チケットは前日にネットで購入しといたよ。
バスターミナルへの行き方はファファの旅メモに書いておくね。
朝5時頃にBudvaに着き、6時20分始発のミニバス(1.75€/人)でそのままSveti Stefanへ。
ミニバスに揺られること、30分。
あの時にポスターで見た風景が目に飛び込んできた!
Svite Stefanの歴史は古く15世紀に町が造られたとあるらしいよ。
トルコ軍から防衛により出来た要塞Svite Stefan。
19世紀前半には繁栄を極め、こんな狭い島に100の住宅、3つの教会、400人が住んでいたというから驚きだよね。
20世紀に入り突然、政治的重要性を失い、経済は衰退し、人口も20人まで落ち込んでしまって空家は廃屋同然だったらしいんだけど、建築家やアーティストの力を借りて、見事に最高級の高級リゾートとして蘇ったんだ!
そして1970年代にはセレブ達の間でブームが来たらしく、マリリン・モンローも足を運んだんだって。
そんな島だもんだから、もちろん貧乏なファファの主人達が泊まれるはずもなく、
「この景色はやっぱり上から見るのがいいんだよね!」
「いや~、見れてよかった!」
とか何とか言いながら、次の目的地へ向かうことにしたよ。
たぶん、下におりるのが面倒くさかったんだと思うよ。
ここまで来たのにマジファックだよね。
目的地はモンテネグロの最南端のリゾート地Ulcinj。この町からアルバニアに抜けられるようなので僕らにとっては云わば中継地点。
そこでミニバスで一度Budvaに戻るか、ちょっと先のBarまで進んでからUlcinjまで行こうか考えていたんだけど、たまたま、本当に偶然にもUlcinj行きの中型バスが来たんだ!
ラッキーとばかりに飛び込んだよ!運賃7€(預け荷物1€含む)/人。
そうそう余談なんだけど、バルカン半島に入ってから持ち込めない大型の荷物は別料金をとるんだよねー。
値段はその国、その時によって様々なんだけど、バスの値段が安いから1€とか2€取られると、このケチな主人じゃなくても「えー」って思っちゃうかも。
以上、主人の小言をファファが代弁。
海岸線沿いにバスでぐねぐねと走ること2時間、Ulcinjのバスターミナルに到着!
予め、窓口で明日のアルバニア行きのチケットを買ったんだ。
目的地のBerat行きはなかったんだけど、その手前のTirana(アルバニアの首都)からBeratへはミニバスが毎時間出てるからすぐに乗り換えられるとの事なので、Tiranaまでの乗車券を購入(10.5€/人)。
バスターミナルを出て、町に歩いて行くと宿の客引きに声をかけられ20€で交渉成立。(ダブルルーム、バルコニー付、バスルームとキッチンは別)
この宿の家族はケチで嘘つきで後々、少しめんどくさい感じだったから、みんなが引っ掛からないように写真アップしちゃうよ。
バスチケットも払い戻して家の車(バス代より高額)で行けってうるさいし、海の近くだってウソつくし
タクシー利用しないなら朝送って行かないって。
マジ、スーパーウルトラファックってやつですよね。
Ulcinjの町は特に観光もするつもりがなく全く調べてなかったんだけど、夜に海へ行ってみると、人、人、人!
町中が観光客で溢れかえっていて、大変なことになっていたよ。海岸に行く通りは、まるで原宿の竹下通り。
そして港はお祭り騒ぎ!
昔の城壁も残っていて、ライトアップされているのがとても綺麗だった。
明日は12時半のバスでいよいよアルバニア入国!
じゃあまたね!
ファファの旅メモ
2015.07.30
Sarajevo Istocno(東Sarajevo)ターミナルへの行き方
旧市街の南側Latinska cuprija橋(オーストリアの皇太子夫妻が暗殺された場所)を渡って少し坂を登ったところにあるバス停からトロリーバス(1.6KM)に乗って終点で下車。そこから100m程歩いて、スルプスカ共和国に入ったところがSarajevo Istocno(東Sarajevo)のバスターミナルだよ。トロリーバスに乗る時は行き先を人に確認してね!所要時間40分。
旧市街トロリーバス乗り場⬇
トロリーバス終点(紫のピン)と東Sarajevoバスターミナル(青丸)⬇