ファファの世界旅行

日焼けを気にする白くまファファの世界旅行記

キンプーンからミャワディ 緊急事態発生バス旅

2014/12/28


ミンガラッパー

ファファだよ。

朝の4時半、ここキンプーンでのお決まり“お経DJサウンド”で起こされる。

滞在しているシーサーホテルのブレックファーストは朝の5時半からだというので、
5時半まで待って、早朝の朝食をいただく。

素朴な朝ごはん。

今日は、キンプーンから国境の町 ミャワディに向けて出発だよ(バス14000チャット)✴︎ニコスの値引き交渉あり

昼間は、ふぁーちの体調がまだ戻らないのと、みんな寝不足なので、夜の移動に備えてホテルのロビーでダラダラ。

タイサイドの国境の町 メーソートMaeSotからメーホンソンMaeHongSonへの行き方を調べてみる。

地図を見ると、パーイpaiから行くよりも道が太くて楽そうなんだよね。

ダイレクトバスがないか調べてみたけど、見つからなかった。
メーソートで直接、聞いてみるしかなさそうだ。

「こんにちは〜」
突然、日本人の方に声をかけられたよ。
彼らはタイからミャンマーに陸路で国境を越えてきて、今日、キンプーンの町に着いたそう。

旅の話やお仕事の話など
色んなお話が聞けて、とっても楽しかった!
旅行でのこういった出会いが本当に嬉しい。

夕食は、いつものおばちゃんのお店でトメイチョ!

茹で卵の他に、サラダもサービスしてもらった。

2人に見送ってもらい、
いざ出発!

ヨシムラさん、モゲくん
ありがとう!
また、会えますように。

20:30ピックアップトラックで近くの町まで送ってもらい
ヤンゴン発のバスと合流したよ。
このバスは、国境の町ミャワディまでのダイレクトバスなんだ。

乗り込もうとするとバスには!

《緊急事態発生》との表示が!!!

だ・大丈夫かなぁ。

不安気に乗り込むと、


ふぁーちの席にある水が何故か開封済!
ここから、不幸が続いたのだ。

ふぁーこの席には、ゲロリンチョした袋があり、ふぁーこのスカートにパシャ!

ファファの頭ににもポチョっと飛びました。
緊急事態発生!

もー、マジファックだよね。

ひとまず、除菌ティッシュで拭いてその場を凌ぐ。

汚い菌がウヨウヨしてそうで寝れない。

誰か、忘れさせて!


出発21:30
ガタガタと揺られ夜中の0:30位にバスが止まった。

ひとまず降りて、着替えをしたり洗ったり。

「何時に出発?」と聞くと
「2:00」だという。

「あれ?今、0:40だけど?1:00じゃなくて?」
「橋のゲートが開くのが2:00で、それまで待機だ」

あぁ、なるほど。

国境への道は一方通行だから、夜の2時から切り替わるのね。


ミャンマーサイドから行く場合は
奇数日しか通れない。
ファファ達がキンプーンの町を28日(偶数日)の夜の8:30に出発したので
奇数日29日の深夜2時まで待機というワケ。

2時ちょっと前にバスに乗り込むと、


!!!


ふぁーこの席の非常口が開いていて、
後ろの席のミャンマー人が必死に閉めようとしている!

「暑いからドア開けちゃおうぜ〜」
と開けた所、閉まらなくなった様だ。


ふぁーちがスタッフを呼ぼうとすると、
そのミャンマー人は、
弁償させられるのではと恐れている様で、押さえてるから言わないで的な感じ。

いやいや、危ないからスタッフに言ってよ!
しかし、頑なに拒否。
ここは、お互い言葉が通じなくても、相手が何を言っているのか通じ合えるものだ。

そうこうしているウチにバスが走り出す。

必死にドアを押さえるミャンマー人。

せっかく綺麗になったのに、今度はコワくて寝れない。

本気で緊急事態発生バスだ。
あの標識は間違っていなかったよ。

ウネウネの山道だし、ドア、パタパタいってるよね。これは、いつか開いちゃうんじゃないか?ミャンマー人が力尽きて。

無理矢理スタッフを呼ぶと、力任せに閉めてくれた。

ホッ。

としたのも束の間、

このバス、本当にミャワディ行き?と疑問に思ったニコスが乗客に聞いてみると
「違う」
とのお返事が!

え?ダイレクトバスじゃないの?
またしても緊急事態発生。

ドライバーに聞きにいったり、ワタワタしながら
走ること30分位、時刻は2:30過ぎ。
小さなターミナル到着し
ファファ達だけ乗り換える事になった。

そこで待っていたのは、

頑張っても運転手抜いて4人乗りの小さなタクシー。

ファファ達は、ふぁーち ふぁーこ ニコス かっつん ドイツ人のゴォンの5人。

「さぁ、のったのった!」

「いや、明らかに定員オーバーだけど、どうやってのるの?」

結果
1人助手席 2人後部座席 2人トランク


トランクにのるニコス。

荷物を屋根の上に積んで、3時過ぎに出発。

なかなかのオフロードの道をひた走り、車は止まった。

「ゲートが開くのは5:10だから、それまで休憩!」

ゲートが開いた後は、急に大音量でロックをかけるドライバーに起こされる。

そこからは、みんなが今まで経験した事のない程の悪路が!
 道路は陥没してボコボコだし、ちょうウネウネの山道。

そこを猛スピードで駆け抜け、クラクションを鳴らしまくって前の車を追い越しまくる我が暴走車。

みんなお尻が浮いてポンポン跳ねている。

一体何キロで走ってんのさ!

と、スピードメーターを見て
ファファはおののいた


ゼロ!!!

スピードメーターが壊れていて、0を指したままなんだ。

アワアワ。


途中には事故車も。


「ボクちゃん死ぬよ〜 ママー」
ドイツ人のゴォンが笑い泣きをしだした。

「君は良いドライバーだ。だけど、ちょっとクレイジーなんだ。このままだと死んじゃうからゆっくり走って!スローリーな音楽でもかけてさ!」

とみんなでお願いして、なんとかスピードをおとしてもらった。

ミャンマー人は、温厚でとても親切。
だけど、彼らは自分がF1レーサーだと思っているのか、車の運転だけは世界一乱暴。


一方通行故の渋滞もあるが、
ドライバーは隙をみて無茶な追い越しをする。

スリリング過ぎるドライブ。

途中でパスポートのコピーを渡し、
パスポートを見せた後
道路が少しまともになった。

ミャワディが近いようだ。

路肩に車が止まり、ドライバーに
「窓を閉めて」と言われた。

みんなハテナ?となっていたけど、
事情はすぐにのみこめた。

洗車ターイム。
半オフロードの道だと、車汚れるもんね。


車に乗ったまま、勢いよく四方八方から水をかけられる。
こんな経験ないよー!クレイジーだぜ!とキャッキャとテンションがあがるニコスとゴォン。

ふぁーこは、深刻そう。

「あのさ、上に私達の荷物があるんだけど」

「オーNO!なんてこった!あぁ、すっかり忘れていたよー。えーん!」

落胆するお2人。

ファファ、荷物の中に入れられなくてマジでよかった!

ミャワディの街に入ると、ドライバーはめっちゃ慎重な運転をし出し、
ちょっとした段差を乗り越えるだけで、車が止まりそうになった。

ゴォンが「このドライバーにとって、この綺麗な道が世界で1番危険みたいだ」
と笑っていた。


荷物は散々だったけど、
みんな無事にミャワディの街に到着出来てよかったー!


ニコスはこれからバンコクに向かうそうだ。
約1週間、一緒に旅をしてとても楽しかった!

ギリシャでの再会を楽しみにしてるよ!

タイのVISAの関係で今日はミャワディに1泊するファファ達。

かっつんは、一緒に行くから待ってると言ってくれたけど、うまく行けたらチェンマイじゃなくメーホンソンにダイレクトに行こうと思っているファファ達は、先に行って貰う事にした。

かっつんは、今日国境越えしたら夜にはチェンマイに着くからお金もセーブ出来るし、その方が良いと思ったのだ。

今日は、本当に長くて色々あった移動だった。

今夜はゆっくり眠れるといいなー。



じゃあまたね。




ファファのミャンマーからタイへの国境越えメモ
2014 12月

ミャンマー(ミャワディ)からタイ(メーソート) 奇数日
タイ(メーソート)からミャンマー(ミャワディ) 偶数日
の、一方通行。

合わせて行かないと、1泊余計に泊まることになるので注意。


キンプーンからミャワディ
14000チャット

20:30出発(ピックアップトラックにて)
21:30位にヤンゴン発のバスと合流
2:30位にタクシーに乗り換え
朝、9時過ぎ ミャワディに到着
約13時間。

途中、2つのゲートがあった。(2時オープンと5時オープン)
早く着いた場合はゲートが開くまで待つ。

ミャワディまでのダイレクトバスだと聞いていたけど、
ダイレクトバスはなさそう(あの悪路でバスは危険だと思う)

偶数日の夜出発(奇数日の朝、一方通行の道に入る)
チケットの他に
昼間出発のものもあった。
昼間出発の場合は、その日中にミャワディに着くらしい。

キンプーンのバスターミナルで聞けば詳しく教えてくれるので要確認。